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おじいちゃんの知恵袋!【竹の伐採のベストタイムは午後】水分量と乾燥の秘訣を解説

この度、自治会の役員の順番が回ってきまして、地元の氏神様の担当になりました。

【榊立て】というのはご存知でしょうか?

このような榊の木を挿して柱に結んである竹筒のことです。

古い物だったので、竹が割れて水が漏れていたので、今回新しくしようということになり、父親と一緒に近くの竹林へ。

朝早くから行こうとしていた私に、父はお昼からの方がいいと言い、本当なら冬の方がいいと言います。

いつでもいいだろうと思っていた私は、調べました。

実は、それが正しかったのです!

目次

竹を切る時間帯と「油抜き」の重要性

竹の伐採には適した時間帯と方法があります。特に日本では、竹を切る際には午後に行う方が良いとされています。その理由と、伐採後に行う「油抜き」について詳しく説明します。

午後に竹を切る理由:竹は非常に水分を多く含んでいます。特に朝の時間帯は、夜間に竹が水分を吸収するため、水分量が非常に高くなります。午前中に竹を切ると、この水分を多く含んだ状態で伐採されるため、伐採後の竹が乾燥しにくく、腐敗しやすくなります。

油抜きとは:油抜きは、竹の表面にある油分を取り除く作業です。竹の幹は油分でコーティングされており、この油分が水分の蒸発を防いでしまいます。油抜きを行うことで竹を乾燥しやすくし、腐敗や虫の発生を防ぐことができます。

油抜きの方法

陰干し: 伐採後の竹を2〜3ヶ月程度陰で干します。この過程で自然に油分が抜け始めます。

火であぶる: 竹の表面を直接火であぶることで、竹の表面の油分が熱で溶け出します。

煮る: お湯に苛性ソーダを少し入れて竹を煮る方法です。苛性ソーダは劇物指定されており、取り扱いには注意が必要です。

炭を塗る: 竹の表面に炭を塗り、竹の下から熱を加えて油を抜きます。

布で磨く: 油抜き後の竹を布で磨き、表面のツヤを出し、節に残った油を拭き取ります。

油抜きを行った竹は表面の色が薄くなり、ツヤが出ます。さらに天日干しを行い、ムラをなくして乾燥させます。

榊立について

神社に榊をお供えする際に使用する竹の筒は「榊立(さかきたて)」と呼ばれます。榊立は、神前に榊を立ててお供えするための器具として使用され、神道の儀式や祭祀で重要な役割を果たします。竹のほかにも陶器や金属製のものが使われることもありますが、竹製のものが一般的です

このように、竹を切る時間帯と伐採後の処理方法には深い理由があります。午後に竹を切ることで水分を減らし、適切な油抜きを行うことで、竹材の品質を高めることができます。神社で使用される榊立も、こうした竹の特性を活かして作られているのです。

竹を切る時期

伐採後の竹が腐りにくく虫も出にくい秋冬が最適と言われていますが、うっかり適期を逃したり、昔ながらの俗説が気になる方も多いようです。

適期は竹の水分量が減る9月から11月ですが、切った竹を加工しないならどの時期でも伐採可能です。竹を切るのに適切なのは、秋から冬にかけての竹が休む時期といわれます。とくに9月から11月の時期になると、竹の長い管のような幹は水揚げ(水分を植物が吸い込むこと)をしなくなるからです。

春・夏に竹を伐採するとどうなるの?

春・夏に竹を伐採することは可能ですが、再生力の強い竹に対処するための計画と適切な道具の使用が必要です。

また、暑さ対策をしっかりと行うことも重要です。竹の伐採には専門知識が必要な場合が多いため、プロの業者に依頼することも検討する価値があります​。

一般的に竹の伐採に最適な時期は、竹の水分量が少なくなる冬(11月から3月)です。この時期に伐採すると、重量が軽く運びやすい竹を得ることができます。

竹は非常に成長が早く、1日で1メートル以上伸びることもあります。竹の地下茎は地表近くを這い、そこから新たな竹が生えてきます​ ​。このため、伐採しても新しい竹がすぐに生えてくることが多く、完全に除去するのは難しいです。

今回のことで非常に勉強になりました。何も知らなかった私はお恥ずかしい・・・

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この記事を書いた人

はじめまして。管理人のちえぞうです。1966年兵庫県生まれ。長年の夢であった絵本の出版を目指していましたが、当初は絵心がなく挫折を経験。しかし、AI技術の進歩により、自分自身でイラストを作成できる時代が到来し、再び夢に向かって進む決意をしました。
現在は、AIを駆使したイラスト作成に情熱を注ぎ、さらなる創作活動に励んでいます。どうぞよろしくお願いいたします。

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